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呉行政院長が就任直前に香港訪問、中国の了解取り付けか


ニュース 政治 作成日:2009年9月11日_記事番号:T00017852

呉行政院長が就任直前に香港訪問、中国の了解取り付けか

 
 呉敦義行政院長が馬英九総統より就任と組閣を打診された直後、1泊2日で香港を訪問していたことが明らかになり、野党民進党が「中国の了解を取り付けるためだったのではないか」と疑義を示し、馬政権の「中国傾斜」の姿勢を問題視している。11日付自由時報が報じた。

 同党の邱議塋、陳亭妃の両立法委員が10日記者会見で明らかにしたところによると、呉行政院長は今月3日と4日、馬総統と行政院長就任と組閣について打診を受けて協議。翌5日に香港を訪問して6日に台湾に戻り、その日のうちに馬総統と再度協議を行った。これについて両立法委員は、「香港訪問は就任と組閣に対する中国高官の意見をうかがうためで、馬総統にはそれを伝えたのでははないか。呉氏は台湾と中国、どちらの行政院長なのか」と批判した。

 呉行政院長は香港訪問の事実を認め、「治水・土石流対策の視察のためだった」と説明したが、邱議員はこれに対し「香港で土石流など聞いたことがない」と批判。インターネットでも「なぜ、日本でなく香港を選んだのか」と疑問の声が出ている。