ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

兆豊金控が蘇州進出へ、台湾系金融機関で初


ニュース 金融 作成日:2009年9月11日_記事番号:T00017858

兆豊金控が蘇州進出へ、台湾系金融機関で初

 
 兆豊金融控股は10日、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)より、江蘇省蘇州市での事務所設置許可を獲得した。12月にも開設する予定だ。同時に申請していた台湾金融控股と玉山金融控股に先がけての許可取得で、台湾系金融機関の蘇州初進出となる。11日付工商時報が伝えた。

 蘇州は台湾系企業8,300社が進出しているほか、内外の大手ハイテク企業などを擁する長江デルタ経済圏をカバーできる位置付けにあるため、同社は蘇州を中国事業の本拠地としたい考えだ。

 王栄周董事長は昨年12月の事務所設立申請以降、数回にわたり中央および江蘇省の当局を訪問し、許可獲得に取り組んでいた。また中国銀行の南京支店ともコンタクトを取り、蘇州に多くの拠点を持つ同行と業務提携について交渉しているもようだ。

 王董事長によると、蘇州ではまず台湾企業へのサービスから始め、今後中台間で見込まれる金融監督に関する覚書(MOU)や両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が締結された後は、現地中国企業市場も開拓する計画だ。