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台湾中油、C5製品分野に参入へ【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月14日_記事番号:T00017898

台湾中油、C5製品分野に参入へ【表】

 
 台湾中油は、内外関連メーカーとの提携し、ナフサ分解によって副生する石油樹脂原料、C5製品の生産に参入する計画だ。同社が石化基礎原料以外の川中・川下製品に参入するのは初めてで、今後特殊塗料、光ディスク原料、天然ゴム代替品など高付加価値製品に進出し、C5サプライチェーンの垂直統合を目指す。生産拠点は2013年に着工、16年に生産開始の予定。12日付経済日報が伝えた。
 
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 台湾中油の提携パートナーには、長春大連集団、李長栄化学工業など多数が興味を示しているとされる。

 一方、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)も雲林県麦寮郷の第6ナフサ分解プラント(六軽)第5期拡張計画で、C5から得られるイソプレン(年産7万トン)やイソプレンゴム(同3万トン)の生産を予定している。

 台湾中油の幹部によると、同社のC5製品生産は台塑石化と同規模となる見込みだが、台塑石化の六軽5期は遅くとも中油が着工する13年には稼動する見込みだ。業界関係者は、イソプレンゴムの大量供給が始まればタイヤ原料供給に画期的な変化が起こると予測している。