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ノートPCハイシーズンに影、中国で労働力不足深刻【表】


ニュース 電子 作成日:2009年9月14日_記事番号:T00017902

ノートPCハイシーズンに影、中国で労働力不足深刻【表】

 
 9月に入り、電子産業が例年のハイシーズンを迎える中、ノートパソコンのサプライチェーンが集中する中国・長江デルタ経済圏で労働力不足が深刻化している。特に川上の部品メーカーでは、不足率が20~30%に上っており、今後も拡大する見通しが業界関係者より示されている。12日付経済日報が報じた。
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 ノートPC用ヒンジ世界最大手の新日興(SZS)は4月から労働力不足に陥り、不足率は当時の5%から現在30%まで拡大した。「受注はあっても人手が足りなくて作れない」状態だという。

 ノートPC受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の陳瑞聡総経理も、「年末に江蘇省昆山で生産ラインの大幅な拡張を計画しているが、労働力不足が最大の課題」と認めた。一方、緯創資通(ウィストロン)の林憲銘董事長は「労働力不足の影響は、小規模メーカーに大きく、大手には小さい」との認識を示した。