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NANDフラッシュ、サムスンの台湾供給が半減


ニュース 電子 作成日:2009年9月14日_記事番号:T00017905

NANDフラッシュ、サムスンの台湾供給が半減

 
 14日付電子時報によると、韓サムスン電子がこのほど台湾のメモリモジュールメーカーに対し、9月のNAND型フラッシュメモリー供給量を50%削減すると通達したもようだ。先ごろ容量64GB(ギガバイト)のiPod touchを発売した米アップルから追加受注が相次いでいるほか、携帯電話のメモリー容量が急増していることが背景にあるとメモリー業者は指摘。台湾の一部大手モジュールメーカーは、調達確保のため緊急に訪韓しているという。

 NAND型フラッシュメモリー市場は今年に入り活発となり、サムスン、米マイクロン・テクノロジーなどが大手契約顧客への供給に専念し、スポット市場への供給量が少なくなっていた。こうした状況の下、サムスンが台湾への供給を半減させたことで、在庫水位が高くない川下顧客に緊張が走っている。

 サムスンに加えマイクロンも先ごろ顧客に対し、「供給できる製品はない」と表明した。さらに東芝や韓ハイニックス半導体の供給量はもともと少ないため、NAND型フラッシュメモリーは現在、生産能力の不足が深刻な状態にある。