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銀行の協調融資、Q4は1千億元規模に【表】


ニュース 金融 作成日:2009年9月15日_記事番号:T00017917

銀行の協調融資、Q4は1千億元規模に【表】

 
 15日付経済日報によると、銀行各行による第4四半期のシンジケートローン(協調融資)契約総額は、金利が低く抑えられている一方、企業の生産拡張など投資が増えていることを受けて、1,000億台湾元(約2,800億円)を超える可能性もあるとみられる。
  
 今月は14日までに、液晶パネル大手の奇美電子(CMO)の400億元を筆頭に、日盛国際租賃(全台通)や中租迪和(チャイナリース・ファイナンス)、成霖企業(グローブ・ユニオン)など計8社が協調融資契約を締結した。

 今後は群創光電(イノルックス・ディスプレイ)、南亜科技、中国鋼鉄集団などの数十億から数百億元の大型融資、および台湾高速鉄路(高鉄)の債務借り換えなどが控えており、今月下旬から来年第1四半期にかけての契約締結が見込まれる。

 第一銀行幹部によると、銀行側の融資意欲が高まっており、奇美電のケースでは当初300億元だったものが400億元に拡大したという。兆豊国際商業銀行も、パネルメーカーなど光電産業のほか、建築業向けでも、景気回復に伴って銀行が融資上限を緩和する傾向が強まっていると指摘した。