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工人舎が4.8型ネットブック発表、インベンテックに恩恵期待


ニュース 電子 作成日:2009年9月15日_記事番号:T00017937

工人舎が4.8型ネットブック発表、インベンテックに恩恵期待

 
 ノートパソコン受託製造の英業達(インベンテック)が42.75%出資し筆頭株主となっている日本のPC開発・製造ベンチャー、工人舎(KOHJINSHA、本社・横浜市、森田誠二社長)はこのほど、ディスプレイ4.8インチの低価格ノートPC(ネットブック)「PMシリーズ」を日本で発表した。インベンテックは今後、工人舎への出資比率を61.69%まで引き上げて経営権を握る方針で、工人舎からの受注増が予想されている。15日付電子時報が報じた。

 「PM」シリーズは、米インテルの低消費電力プロセッサー、Atom(アトム)を搭載し、画面はスマートフォン並みの小ささながらノートPC用キーボードを備える。販売価格は5万9,800円。ネットブックの大型化が進む中、ポケットサイズの製品投入で差別化を図り、第4四半期の黒字転換を狙う。

 工人舎はネットブックブーム以前から7インチの小型機種を取り扱っていたが、華碩電脳(ASUS)と宏碁(エイサー)が2007年、日本のネットブック市場に低価格路線で参入してシェアを拡大したことで、大打撃を受けた。さらに金融危機発生の追い打ちが加わり、インベンテックは上半期、工人舎の不調で1億5,700万台湾元(約4億4,000万円)の営業外損失を被った。