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台北市のバス停留所新型標識、広告禁止で論争


ニュース 社会 作成日:2009年9月16日_記事番号:T00017943

台北市のバス停留所新型標識、広告禁止で論争

 
 台北市公共運輸処はこのほど、バスの待ち時間を電子表示する機能が付いた新型のバス停留所標識を10月から導入し、市中心部で来年にかけ順次切り替えを進める方針を固めた。ところが、この計画には意外なところでケチが付いた。

 16日付自由時報によると、市政府が新型のバス停標識への広告掲載を禁止するよう、路線バス管理団体に申し入れたところ、猛烈な反対に遭っているという。

 市政府は、バス停の広告には従来、興信所や痔(じ)の治療といったものが多く、市のイメージを低下させていると主張。しかし、現在の標識は広告が掲載されているがゆえに、広告会社が設置や保守を代行してくれており、バス会社にしては大助かり。その広告がなくなれば、バス停の管理費用はバス会社の全額負担になる。反対するのも当然というわけだ。

 バス管理団体の幹部は「市内で新型標識への切り替えは、少なくとも3,000本必要になる。1本当たり1万~2万台湾元(約2万8,000~5万6,000円)かかる上、年間1本当たり3,000元の保守費用がかかる。それをバス業者に全額負担しろというのは不合理だ」と不満をぶちまけている。