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上海銀、昆山事務所の設立を申請


ニュース 金融 作成日:2009年9月16日_記事番号:T00017950

上海銀、昆山事務所の設立を申請

 
 上海商業儲蓄銀行(本店・台北市)は、中台金融交流の拡大を見据え、台湾企業の進出が多い江蘇省昆山市への事務所開設を申請した。同時に相互出資も視野に中国事業を拡大したい構えだ。16日付工商時報が伝えた。

 同行の栄鴻慶董事長、栄康信副総経理はこのほど同紙のインタビューに応じ、中台間での金融監督に関する覚書(MOU)や両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結を待って、中国、香港、台湾で相互出資を目指す方針を示した。

 台湾の上海商業儲蓄銀行は現在、香港の上海商業銀行に57.6%を出資しており、香港の上海商銀は中国の上海銀行に3%を出資している。3行は既に協力関係にあるが、中台間の金融交流が本格化すれば、相互出資の機会が拡大すると見込まれる。

 栄董事長は「中国市場はチャンスが多い。ネバー・トゥー・レイト(遅れを取らない)という姿勢で、法律の規範に基づきやっていきたい」と述べた。