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ウィンボンド、標準型DRAMから撤退へ


ニュース 電子 作成日:2009年9月16日_記事番号:T00017967

ウィンボンド、標準型DRAMから撤退へ

 
 中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)の焦佑鈞董事長はこのほど、標準型DRAMから他のメモリ製品へと経営方針を転換する考えを表明した。最近DRAM価格は大幅な値上がりが続いているが焦董事長は、「価格上昇が続いても、標準型に戻ることはない」と語った。16日付電子時報が報じた。

 ウィンボンドは2008年、標準型DRAM価格の下落で赤字を計上し、さらに技術提携先の独キマンダが経営破綻して市場から撤退。こうした状況の下、従来から事業転換の道を模索していた同社は、標準型からの撤退を加速する。

 焦董事長によると、DRAM産業の現状は1年前とは一変しており、従来は業界統合の可能性を好感して台湾側と積極的に接触していたエルピーダメモリや米マイクロン・テクノロジーも、独自に資金調達を成功させた最近では、同社に連絡をしてこないという。同社は、政府主導で設立された台湾創新記憶体(TMC)によるDRAM産業の統合にも、参加する意欲は低い。