ノート型パソコンのキーボード制御ＩＣを生産する迅杰科技（エネ・テクノロジー）は、第３四半期中に第三者割当増資を計画しており、華碩電脳（ＡＳＵＳ）とアナログＩＣ大手の立?科技（リッチテック・テクノロジー）が戦略的投資家として参加するとの観測が高まっている。30日付経済日報が伝えた。
ＩＣ設計業界では最近、第三者割当増資で戦略的な出資を受け入れるケースが相次いでいる。最近は雷凌科技（ラリンク・テクノロジー）が友訊科技（Ｄ─リンク）の出資を受け入れたほか、致新科技（ミクスト・モード・テクノロジー）の増資に広達電脳（クアンタ・コンピューター）が応じた例がある。
迅杰科技は今回の増資について、「対象は川下、川上のメーカーや同業他社だ。払い込みが完了次第公表するが、現時点で市場のうわさにはコメントしない」としている。同社は増資で２億6,000万台湾元の調達を見込む。
