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リン酸鉄リチウム電池、台プラなど大手が積極参入


ニュース その他製造 作成日:2009年9月17日_記事番号:T00017985

リン酸鉄リチウム電池、台プラなど大手が積極参入

 
 新世代の電池として注目を集めるリン酸鉄リチウム電池は、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑長園能源科技が間もなく量産に入るほか、大同集団の尚志半導体や、宏碁(エイサー)創業者の施振栄氏が設立した智融集団(iDソフトキャピタル)の宏瀨科技(ヒロセ)など大手グループが積極的に参入している。17日付工商時報が伝えた。

 台塑長園は5月に製造プロセスの特許を取得した後、9月にはテスト生産に入り、楊昆烈総経理によると、月産能力は来年初頭で120トン、最大で400万トンに達するという。既に中国広東省の台湾系リン酸リチウム電池メーカー、蘭陽能源科技(東莞)や深圳の毅力能源からの電気自動車向け電池の受注を獲得しており、来年50億台湾元(約140億円)を売り上げる可能性もあると証券会社はみている。

 台塑長園はまず中国と日本をターゲットに市場開拓を進める考えだ。トヨタや日産などもハイブリッドカー向け電池で、同社からの調達を計画しているという。