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台塑、製造工程の最適化に注力【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月17日_記事番号:T00017992

台塑、製造工程の最適化に注力【表】

 
 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)が、ボトルネック除去による製造工程の最適化に取り組でいる。高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリアセタール(POM)、カーボン工場で今後作業が相次いで完了する見込みで、高雄県林園郷のHDPE工場は生産能力が3万6,000トン向上、POM工場は生産能力が4万5,000トンまで拡充され、来年の業績に貢献する見通しだ。17日付工商時報が伝えた。
 
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 アナリストによると、台塑は今年ポリエチレン(PE)の販売が最も好調で、これにポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)が続いている。主に中国で上半期▽PE、需要29%増、輸入量60%増▽PP、需要21%増、輸入量59%増▽PVC、需要10%増、輸入量152%増――となったことによるものだ。

 台塑の本業利益は第3四半期、原料価格の上昇により前期比6%減が予想されているが、本業外利益の貢献で全体では増益となる見通しだ。第4四半期も景気が低迷した昨年を上回ることは確実視されている。