ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中華航空とエバーの貨物便、上海・香港線で値上げ


ニュース 運輸 作成日:2009年9月18日_記事番号:T00018008

中華航空とエバーの貨物便、上海・香港線で値上げ

 
 航空貨物取り次ぎの中菲行(DIMERCO)と台湾空運運輸事業(台湾エクスプレス)は、中華航空(チャイナエアライン)が17日、長栄航空(エバー航空)が19日から、台湾~上海、香港の航空貨物2路線について25~35%の運賃値上げを行うことを明らかにした。18日付工商時報が伝えた。

 上海路線は1キロ当たり18台湾元から22.5~24.6元(約63~70円)に、香港は8元から10~11元へと値上げとなる。ただ、前年同期と比較すると香港では54.5%割安、上海はほぼ同水準だ。2路線の貨物量は中台間航空貨物の7割以上を占め、業者の業績に大きく貢献するとみられる。

 中華航空の貨物運輸業務幹部によると、欧米路線では既に運賃を引き上げており、中国路線に続き10月初旬にアジア路線での引き上げを予定している。

 交通部の統計によると、台湾の今年1~7月の航空貨物取扱量は72万トンで、前年同期比26%減となったが、世界ランキングでは16位から15位に上昇した。中台間では昨年12月15日の直航貨物チャーター便就航から8月末までで2万9,900トンの航空貨物が輸送され、平均積載率は70.9%(台湾系69.5%、中国系72.9%)となっている。