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プレミアムクレジットカード、申請資格引き下げへ


ニュース 金融 作成日:2009年9月18日_記事番号:T00018009

プレミアムクレジットカード、申請資格引き下げへ

 
 銀行業界では、本来年収200万台湾元(約560万円)以上が対象だったプレミアムクレジットカードの申請資格を引き下げる動きが出ている。ただ、条件緩和によってプレミアムカードの特典が縮小されるのではないかという懸念も出ている。18日付中国時報が伝えた。

 現在、プレミアムカードを発行している銀行は11行で、申請条件は永豊銀行の年収250万元以上を筆頭に、大手銀行では同200万元に設定されているケースが多い。しかし、中小銀行の中には新規参入の大衆銀が申請条件を同100万元まで引き下げるなど顧客獲得競争が激しくなってきた。

 プレミアムカードの魅力はさまざまな特典で、例えば新光銀行は空港送迎、台新銀行は一部得意客へ航空機の座席アップグレードなどのサービスを提供している。それだけに事業コストは高く、申請条件や年会費の引き下げで過当競争となれば、銀行にとっては「自殺行為」になりかねないリスクもある。