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作成日:2009年9月18日_記事番号:T00018020
ソニーの32インチ液晶TV、2万元以下に
台湾新力国際(ソニー台湾)は17日、32インチ型入門モデルの販売価格を3,000台湾元引き下げ1万9,900元(約5万6,000円)とするなど、液晶テレビの値下げを発表した。26型も3,000値下げして1万8,900元に、22型は2,000元値下げして1万7,900元とした。18日付工商時報が報じた。
ソニーの値下げについて、台湾市場で大同と首位を争っている奇美電子(CMO)の鄭良彬ブランド事業群副総経理は、「台湾メーカーの製品は既に32インチで1万数千元の水準まで下がっており、値下げ余地は限られている」と語った。ソニーは値下げの理由を明確に説明しなかったが、販売業者は他メーカーとの激しい価格競争が原因とみている。なお、奇美電の鄭副総経理は「年末セールでは42インチ以上の大型製品が主軸となる」と指摘した。
市場調査機関、ディスプレイサーチの謝勤益副総裁は、今年の欧米のクリスマスシーズンでは、バックライトに発光ダイオード(LED)を使用した液晶テレビに焦点が当たるとみている。サムスン電子が100~200米ドルの値下げを計画しており、現在主流の冷陰極蛍光ランプ(CCFL)使用機種との価格差は400米ドル以内に縮小する見通しだ。