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奇美電の8.5世代工場計画、月末にも再始動か【表】


ニュース 電子 作成日:2009年9月18日_記事番号:T00018027

奇美電の8.5世代工場計画、月末にも再始動か【表】

 
 18日付工商時報によると、奇美電子(CMO)が、9カ月間にわたり凍結状態となっている高雄県路竹郷での第8.5世代工場設置計画を、今月末にも再始動させる見通しだ。
 
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 同社は今月9日、400億台湾元(1,126億円)の協調融資(シンジケートローン)契約を銀行との間で締結したが、これは8.5世代工場計画再開と関連があるとの見方が濃厚だ。同社は観測を否定しているものの、設備業者からは同社から設置スケジュールを再開するとの通知を受けたとの証言も出ている。さらに、当初はガラス基板投入枚数換算で月1万枚の生産能力に相当する設備設置を予定していたが、これを同2万4,000枚規模に拡大したという。

 設備業者によると、日・韓・中のパネル業者の生産拡大計画により、来年上半期は設備業者の生産能力が満杯となる見込みで、奇美電はこれを見越し、融資獲得で資金面の圧力が軽減されたことを機に計画再開に踏み切ったとみられる。