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台湾の合計特殊出生率、世界最低に=米PRB調べ


ニュース 社会 作成日:2009年9月21日_記事番号:T00018033

台湾の合計特殊出生率、世界最低に=米PRB調べ

 
 米非営利団体、人口調査局(PRB)の最新の調査によると、台湾女性1人が一生の間に出産する子供の数は平均1.0人で、マカオと並び世界最低となった。「30歳までに第一子、35歳までに第二子」の家族計画を奨励している行政院衛生署は、台湾の夫婦の7組に1組が不妊症に悩んでいることから、今後不妊症治療を健康保険の対象とすることを検討するとしている。20日付蘋果日報が報じた。

 衛生署の調査によると、台湾の合計特殊出生率が低い原因は、晩婚や子供を養うことへの不安があるとみられる。婦産科医学会の蔡鴻徳理事長は「政府のサポートがない中、市民は失業を恐れて子供が産めない」と話し、できるだけ早く、学費免除など支援政策を打ち出すよう政府に呼び掛けている。

 PRBの調査によると、出生率ワースト3位は香港の1.1人、4位は韓国、サンマリノ共和国、アンドラ共和国の1.2人だった。中国は一人っ子政策効果で1.6人、日本は1.4人だった。