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海運輸送力調整が奏功、欧州航路の運賃上昇


ニュース 運輸 作成日:2009年9月21日_記事番号:T00018034

海運輸送力調整が奏功、欧州航路の運賃上昇

 
 長栄海運(エバーグリーン・マリン)は10月1日から欧州、地中海航路で運賃を1TEU(20フィート標準コンテナ)当たり275米ドル引き上げる。陽明海運(ヤンミン・ライン)も顧客の状況を個別に見極め、値上げの是非を決める方針だ。20日付経済日報が伝えた。

 背景には海運各社が輸送能力を削減し、運賃低下に歯止めがかかったことに加え、10月以降は需要期に当たることがある。業界関係者は「今回値上げできれば、欧州航路は損益が均衡する」と指摘した。

 一方、米国航路では長栄が9月中旬から繁忙期の追加料金(40フィート当たり400米ドル)を適用。10月からは燃油サーチャージを復活させる。

 陽明海運によると、米国、欧州航路で貨物満載状態が続いており、担当者は「10月を過ぎて閑散期に入っても、需要は落ち込まないのではないか」と話している。