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TSMC董事長、今後の成長に自信


ニュース 電子 作成日:2009年9月21日_記事番号:T00018056

TSMC董事長、今後の成長に自信

 
 台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は18日、「当社は今後、四半期ごとに成長でき、他の半導体企業よりも良いパフォーマンスを示せる」と語り、今後の成長に自信を示した。同社は8月の連結売上高が前月比4.3%減(298億3,000万台湾元)となり、半導体業界の景気見通しに懸念が投げ掛けられたが、それを打ち消した形だ。19日付工商時報が伝えた。

 TSMCは最近、クアルコム、エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などから相次いで第4四半期の発注確認を受けており、同期のウエハー出荷量は最悪でも第3四半期と同水準が見込める。そして11月の感謝祭シーズンの需要が弱くなければ、第4四半期は前期比で増収が期待できる。

 BNPパリバ証券の半導体アナリストは18日、TSMCは第4四半期の段階で、40/45ナノメートル製造プロセスのウエハー出荷量が単月で4万枚に達し、このことから▽今年の資本支出の23億米ドルから25億米ドルへの引き上げ▽来年の粗利益率は46.3%と、今年の予測値46.3%から上昇──の2点が見込めるという見解を表明した。