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新型インフル感染の妊婦、タミフル服用せず母子とも死亡


ニュース 社会 作成日:2009年9月22日_記事番号:T00018060

新型インフル感染の妊婦、タミフル服用せず母子とも死亡

 
 台東県で20日、新型インフルエンザ(H1N1)に感染した23歳の女性が死亡した。この女性は妊娠32週で、18日に馬偕紀念医院台東分院でインフルエンザ治療薬タミフルを処方されたが、胎児への影響を恐れ服用せず病状が悪化、母子ともに死亡に至った。台湾全土の新型インフル感染による死者はこれで17例目。22日付聯合報が伝えた。

 死亡した女性は15日から風邪に似た症状と発熱が続き、17日に地元の病院で新型インフル感染が確認された。タミフルが処方された18日はまだ軽症だったため、医師は入院させずに薬で治療する方針だったもようだ。

 この女性を診察した馬偕医院の医師によると、タミフルは動物実験では副作用が確認されておらず、胎児へも奇形などの悪影響は考えられないという。

 なお、行政院衛生署の張上淳副署長は、これまでの疾病管制局の観測データから、新型インフル感染拡大の勢いは今後弱まるとの見方を示した。