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中国ゲーム開発の完美時空、年内の台湾拠点設立に意欲


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年9月22日_記事番号:T00018067

中国ゲーム開発の完美時空、年内の台湾拠点設立に意欲

 
 中国のゲーム開発最大手、完美時空(PWRD)の竺琦副総裁は21日、年内に台湾事務所を設立する意向を示した。実現すれば、中国ゲーム会社による初の台湾拠点となる。22日付工商時報が報じた。

 同社は台湾で近い将来、製品開発や技術サービス提供、ローカライズ支援、販売代理を中心業務とする子会社設立を計画しており、開発部隊の規模は10人余りを想定している。100%出資か、台湾現地企業との合弁とするかは未定だ。竺副総裁は、台湾と中国でゲームの好みは異なるが、文化や言語の類似性が高い上、台湾は国際的な成熟市場のため、中国企業にとって海外展開の第一歩になると指摘した。

 中国の2008年ゲーム輸出額は7,000万米ドルで、完美時空はシェア40%前後を占める。完美時空の発表によると、昨年の海外での売上高は2,730万米ドル。うち約3分の1は台湾市場からの売り上げとみられる。

 台湾オンラインゲーム最大手の智冠科技(ソフトワールド・インターナショナル)傘下、遊戯新幹線(ゲーム・フライアー)は21日、完美時空のオンラインゲーム「神鬼奇兵」を代理販売すると発表した。