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聯成の江蘇PVC工場、来年Q1に稼働へ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月22日_記事番号:T00018074

聯成の江蘇PVC工場、来年Q1に稼働へ

 
 化成品メーカーの聯成化学科技(UPC)は、現在中国江蘇省泰州市に年産30万トンのポリ塩化ビニル(PVC)生産工場を建設中で、来年第1四半期の生産開始を予定している。22日付工商時報が伝えた。

 泰州ではフタル酸無水物(PA)工場および可塑剤(DOP)工場も併設し、それぞれ年産12万トンを予定している。

 同社の今年上半期の売上高は、中国でPVC、DOPなどの需要が前年比20~30%高まったことから、116億台湾元(約328億6,000万円)に達した。中国の売上比率は約80%に達した。

 同社のPAの生産能力は台湾、中国合計で100万トンに達し、中国での投資総額は累計2億米ドルに上った。 

 柯衣紹同社董事長は、中国ではPVCの80%が小規模工場によって供給されており、高汚染でエネルギー効率・品質の悪い旧来のカーバイド法で製造していることから、今後淘汰が進むと指摘した。その競争の中で、勝ち残りを図る考えだ。