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豊興、鉄筋価格200元引き上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年9月22日_記事番号:T00018075

豊興、鉄筋価格200元引き上げ

 
 鉄筋大手の豊興鋼鉄は21日、原料のスクラップ鋼の国際価格の上昇に伴い、鉄筋価格を1トン当たり200台湾元引き上げて1万7,400元(約4万9,000円)とした。これにより9月以降続いていた鉄筋価格の下落に終止符が打たれた。実際の取引価格は1万6,900元。南部の海光企業も豊興と同じ価格への追随値上げを行った。22日付蘋果日報が伝えた。

 豊興はまた、スクラップ鋼の買い取り価格も1トン1万200元と、200元の値上げを行った。実際の取引価格は1万600元~1万700元。

 鉄筋価格の動向について大手鉄筋メーカーの幹部は、「原料価格の下落は2週間で終わった。メーカーにとってはコスト引き下げは困難だが、鉄筋価格の大幅下落に見舞われる可能性も低いことを意味している。第4四半期は需要が増えれば価格上昇も期待できる」と語った。

 一方、証券会社は、第4四半期も鉄筋の需要は振るわないと分析。電気炉メーカーの利益は、H型や棒線など他の製品にかかっているとみている。