ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

電子ブック「ハードは台湾有利」=エイサー創業者


ニュース 家電 作成日:2009年9月22日_記事番号:T00018076

電子ブック「ハードは台湾有利」=エイサー創業者

 
 最近注目を集める電子ブック産業の未来についてパソコン大手、宏碁(エイサー)創業者の施振栄氏は21日、「台湾メーカーは電子ペーパー、液晶ディスプレイ、半導体など重要部品を握っており、将来的にハドウエアの面でチャンスが大きい」との認識を示した。ソフトウエア面に関しては、「中国市場までターゲットを拡大することで初めて中国語電子ブックサービスで生き抜く可能性が生まれる」と語った。22日付工商時報が報じた。

 施氏は、1997年にエイサーが打ち出した「XC(Xコンピューター)」という概念に言及し、この「X」が「無限大の応用」を意味する特化型コンピューター「XC」は、一般のPCと重要部品を共用できるため、既存のPCサプライチェーンを利用することで価格優位性を得られると強調した。

 その上で施氏は「電子ブックはXCだ」との考えを示し、XBOXやPSPといったゲーム機のように、ゼロからの製品開発は台湾メーカーの強みとするところではなく、XC方式での発展を目指すべきだと提言した。