ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

半導体景気の動向、感謝祭需要がポイントに=サムスン


ニュース 電子 作成日:2009年9月23日_記事番号:T00018114

半導体景気の動向、感謝祭需要がポイントに=サムスン

 
 台北での「サムスンモバイルソリューションフォーラム」開催で初来台した、サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)半導体総括社長は22日、今後の半導体景気について「11月の感謝祭に向けた需要動向が、回復か低迷かを見極める分岐点になる」と指摘した。23日付工商時報が伝えた。

 クォン社長によれば、半導体景気は最近、予想を上回る早さで回復をみせているが、これは各国・地域の政府が内需拡大促進に取り組んだ結果だという。現時点で在庫水準引き上げの動きはなく、在庫補充にとどまっているため、感謝祭需要が今後の動向に大きな意味を持つと指摘した。

 また、上昇傾向が続くDRAM価格については「需給バランスがとれ適正な水準に戻ったまでのこと」と述べた。現在DDR3が不足状態となっているが、同社はDD3生産のための大規模なライン転換を準備中で、不足状態は短期間で解消されるという見通しも示した。

 なお、同社が今年の設備投資を抑えているためファブライト戦略に転換するのではないかという観測に対し、「ファブライト戦略は採らない」と明言し、「投資は工場建設だけでなく、技術の高度化や効率の向上に対するものもある」と説明した。