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高鉄幹部への高給批判、「必ず対処する」=毛交通部長


ニュース 運輸 作成日:2009年9月24日_記事番号:T00018126

高鉄幹部への高給批判、「必ず対処する」=毛交通部長

 
 経営が政府主導に移行した台湾高速鉄路(高鉄)で、巨額の赤字を計上しながら、外国籍の管理責任者などに高額の賃金を支払っていることを疑問視する声が、国民党の立法委員などから上がっていることに対し、毛治国交通部長は23日、「『太った猫(fat cat、不当に高給を得る人材を皮肉ったスラング)』と指摘されているのは20人ほどにすぎないが、社会的イメージが良くないため、必ずこれに対処する」と表明した。24日付工商時報が報じた。
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23日、就任後初めての記者会見を開いた欧晋徳・高鉄董事長は、「生涯最後の任務と考えて使命を果たす」と意気込みを語った(23日=中央社)
 
 しかし、同日就任したばかりの欧晋徳・高鉄董事長は、「当社の高給人員はすべて高度な専門知識や技術を備えた人材で、賃金の額も国際的な基準に沿ったものだ」と「不当な高給」との批判に反論した。

 欧董事長はまた、「世界中で高速鉄道の発展が図られる中、最新の科学技術および高度で専門的な技術が要求される人材は世界的に不足しており、各国が獲得を争っている状態だ」と説明。その上で「外国籍人材の最大の責務は運行の安全であり、数人の高給人材を手放して安全が確保できなくなるのでは割に合わない」と指摘した。