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中国・独山子石化が生産開始、台湾メーカーに影響


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月24日_記事番号:T00018132

中国・独山子石化が生産開始、台湾メーカーに影響

 
 中国・新疆ウイグル自治区の大型石化コンビナート、独山子石化が21日、年産100万トン規模のエチレン生産を開始した。これを受け、極東地域のエチレン相場は1トン当たり900米ドルの心理的抵抗線を割り込み、台湾の石化メーカーの業績にも微妙な影響を与える見通しだ。

 独山子石化は同時にポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、スチレンモノマー(SM)の生産も開始する。このため、台湾中油、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)だけでなく、▽台湾聚合化学品(USI)▽亜洲聚合(アジア・ポリマー)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)▽李長栄化学工業▽台湾スチレンモノマー▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)──など川下メーカーにも影響を与える見通しだ。

 エチレン相場だけでなく、スチレンモノマーの中国の港湾におけるCIF価格も同1,000米ドル割れが目前となっている。