ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

TPVとLGDが提携、台湾パネルメーカーに衝撃か【表】


ニュース 電子 作成日:2009年9月24日_記事番号:T00018139

TPVとLGDが提携、台湾パネルメーカーに衝撃か【表】

 
 24日付蘋果日報は、台湾系で中国を拠点とする液晶モニター受託世界最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)と、韓LGディスプレイ(LGD)が、中国の福建およびアモイに合弁で液晶パネル後工程モジュール(LCM)、モニター、液晶テレビの一貫工場を設置すると報じた。TPVは友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)などからもパネルを調達しており、今回の提携で台湾パネルメーカーの出荷量に影響が出ることも懸念される。
 
T000181391

 
 しかし、TPVに出資するパネル大手の奇美電子(CMO)は、「TPVの需要はLGD1社で満たせるものではなく、今後の出荷には影響ない」との認識を示した。

 LGDは昨年、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)とも合弁で蘇州に蘇州楽軒科技を設立しており、今後韓パネルメーカーが同様の統合モデルでブランド顧客の確保を進めれば、台湾パネル各社への長期的な影響は避けられないと蘋果日報は指摘した。

 ただ専門家は、「パネルやバックライト業者と下流ブランドの統合には一定の困難を伴うため、すべてのメーカーが同様の提携モデルを採用するとは限らない」と指摘している。