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陳水扁前総統、拘置期間3カ月延長


ニュース 社会 作成日:2009年9月25日_記事番号:T00018149

陳水扁前総統、拘置期間3カ月延長

 
 陳水扁前総統をめぐる一連のスキャンダル事件で、台湾高裁は24日、陳前総統の拘置期間を3カ月延長することを決めた。25日付中国時報が伝えた。
 
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24日、台湾高裁に入る陳水扁前総統。長期間にわたる拘置に、法曹界からも「これほど注目を集める有名人に逃亡が可能だろうか」と疑問の声が出ている(24日=中央社)
 
 審理は同日から台湾高等法院(高裁)に舞台を移し、出廷した陳前総統は保釈を求め、検察官と4時間にわたる攻防を繰り広げた。しかし、台湾高裁は「総統を歴任した被告は一般人よりも逃亡ルートを熟知している」などとし、保釈を認めず、拘置期間を延長する決定を下した。

 陳前総統は、▽追跡監視装置の着用▽自宅軟禁状態で生活すること▽面会者や行動範囲を制限すること▽旅券返納▽退任総統に対する礼遇の辞退▽派出所への定期的出頭▽海外にある資金を台湾に送金し、公益目的に使用すること──などの条件を提示し、保釈に同意を求めた。

 保釈を認められなかった陳前総統は、怒りと失望を隠せず、関連書類への署名を拒否。その後、体調不良を訴え、病院への移送を求めたが、血圧測定が正常だったことから裁判所は要求を認めなかった。陳前総統は保釈が認められなかったことに抗議し、裁判所から2時間以上離れようとしなかったが、深夜になって救急車で台北拘置所に移送された。