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南亜科技、再度100億元規模の増資へ


ニュース 電子 作成日:2009年9月25日_記事番号:T00018168

南亜科技、再度100億元規模の増資へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技は24日の董事会で、最高8億株の株式発行による現金増資計画を決定した。額面は1株当たり10台湾元(約28円)だが、市場での株価が20元を超えているため、実際の増資額は、前回6月に行った第三者割当増資による122億2,000万元を上回ると見込んでいる。2度の増資で獲得した約250億元は50ナノメートル製造プロセスへの移行に投入し、コスト削減を一気に進める計画だ。25日付経済日報が伝えた。

 同社では、12インチウエハー工場(スタック型、月産3万枚)での68ナノから50ナノプロセスへの移行が来年下半期に完了する予定で、これによりコストを3割削減できるという。一方従来のトレンチ型の製造プロセスによる生産は10月上旬に終了する。

 同社はさらに、間もなく銀行との間で150億元の協調融資(シンジケートローン)契約をまとめる計画だ。増資と融資による資金調達によって、製造プロセス移行にかかる経費を十分賄えるもようだ。