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石油価格で民心揺るがすな、陳総統が指示


ニュース 石油・化学 作成日:2007年7月31日_記事番号:T00001817

石油価格で民心揺るがすな、陳総統が指示


 陳水扁総統は7月29日、原油相場に連動する形でガソリンとディーゼル油の小売価格を調整する変動価格制度に消費者の不満が高まっていることを受け、「変動価格制度で民心まで『浮動』させてはならない」として、行政院に対応を促した。30日付聯合晩報が伝えた。

 陳総統の指示に関し、総統府の卓栄泰秘書長代理は30日、「陳総統は浮動価格制度に直接意見を述べたり、制度の見直しを求めたわけではない」とした上で、国営事業の台湾中油の法定利益を引き下げるなどして、価格上昇を抑制するなどの緊急対策を導入することが可能との認識を示した。

 なお、経済部は30日夜緊急会議を開き、「原油価格の調整を、現行の毎週1回から、2週に1回にする」などの対策について協議した。具体案がまとまった段階で発表となる見通しだ。