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高鉄の中部3駅新設計画、政府が続行表明


ニュース 運輸 作成日:2009年9月28日_記事番号:T00018185

高鉄の中部3駅新設計画、政府が続行表明

 
 台湾高速鉄路(高鉄)の欧晋徳・新董事長が先週、財政難を受けて、苗栗、彰化、雲林県での駅新設計画の延期を示唆したことに対し、朱立倫行政院副院長は27日、「苗栗駅は絶対に建てる。建設スピードもさらに加速すべき」との考えを表明した。毛治国交通部長も28日、3県の首長および欧高鉄董事長と会談し、計画は変更しないという政府の立場を示すとみられる。28日付聯合報などが報じた。
 
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高鉄雲林駅特区の用地開発は既に終わり、駅建物の建設を待つばかりとなっている。欧董事長の延期発言には同県で「抗争も辞さない」と反発を呼んだ(25日=中央社)
 
 ただ高鉄内部では、約100億台湾元(約270億円)投じて3駅を新設しても、乗客数は1日当たり延べ2,600人、率にして2~3%しか増えないと試算している。

 朱副院長は、年末の地方首長選挙で再選を目指す劉政鴻・苗栗県県長(国民党)の選挙対策本部立ち上げ集会の場で同発言を行っており、集まった同県の支持者から大きな拍手が起きた。

 また欧高鉄董事長も26日、「3駅の新設は政府の重大建設計画に含まれており、変更はあり得ない」と発言を転換した。