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中油の来年エチレン価格、ナフサコスト転嫁方針に川下が悲鳴


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月28日_記事番号:T00018196

中油の来年エチレン価格、ナフサコスト転嫁方針に川下が悲鳴

 
 台湾中油は、2010年のエチレン契約価格を算出するための公式から、欧米における契約価格などの要素を外し、原料ナフサコスト要素の比重を全体の35%に拡大する方針を決めた。これに対し、川下メーカーから価格競争力が低下すると反発の声が出ている。双方は10月初旬に協議の場を設けるもようだ。28日付蘋果日報が報じた。

 川下メーカーは、「中油は自社の利益確保のみを重視して、ナフサコスト負担をすべてわれわれに転嫁している」と批判している。

 これに対し中油は、「採用する公式は台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)も使っている公平かつ公正なもので、川下メーカーが赤字になるというならば、自社に問題がないか検討すべきだ」と強気の姿勢だ。