光宝集団はこのほど、中国江蘇省常州市の武進加工輸出区に電源装置と発光ダイオード（ＬＥＤ）の生産拠点を開設し、27日から本格操業に入った。28日付経済日報が伝えた。
常州工場はこれまで華東地区で展開していた工場４カ所を集約する形で設置された。電源装置の生産ライン18本を備え、生産能力は月産150万個。年内に生産ラインを40本まで拡充する。また、ＬＥＤの生産ラインも年内に設置し、白色ＬＥＤ、ＬＥＤバックライトなどを生産する。同工場における年間生産額は当初40億人民元（約520億円）を見込む。
同社の滕光中最高経営責任者（ＣＥＯ）は「ＩＴ産業のサプライチェーン構築で大きな一歩となり、ライバルとの距離を広げることができる」と意義を強調した。
同社はデスクトップ型パソコンとサーバーを生産する広州工場、主にＬＥＤを生産する華北工場との間で分業体制を構築する。
