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改修中の士林官邸、火災で10坪焼損


ニュース 社会 作成日:2009年9月29日_記事番号:T00018207

改修中の士林官邸、火災で10坪焼損

 
 28日午後10時46分、蒋介石元総統の旧居「士林官邸」(台北市士林区福林路)で火災が発生した。台北市消防局は消防車8台と消防士65人を動員し、火は約30分後の午後11時8分に消し止められた。

 火災発生当時は激しい雨が降り、官邸内には人気がなかったことから、漏電の疑いももたれている。応接間など建物の一部約10坪が焼損したが、重要史料などの被害はなかった。

 蒋介石元総統は宋美齢夫人とともに1950年4月に入居し、以来75年4月に死亡するまで、26年間ここで暮らした。当時ここは政策決定の中枢で、米ニクソン副大統領やダレス国務長官、ラドフォード統合参謀本部議長、岸信介首相(すべて当時)など多くの国賓も訪れた。警戒レベルは総統府よりも高かったという。

 96年に当時の陳水扁台北市長によって一般開放され、46年にわたる神秘のベールを脱いだ。目下、台湾人のみならず中国人観光客にも人気の高い観光スポットとなっている。