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高鉄3新駅は15年供用開始、交通部長が表明


ニュース 運輸 作成日:2009年9月29日_記事番号:T00018216

高鉄3新駅は15年供用開始、交通部長が表明

 
 台湾高速鉄路(高鉄)の欧晋徳・新董事長が先週、財政難により苗栗、彰化、雲林県での新駅設置計画延期を示唆したことが各地の反発を呼んだ問題で、毛治国交通部長は28日、欧高鉄董事長および3県の首長と共同で記者会見を開き、3新駅は来年着工、2015年6月末に供用を開始すると宣言した。駅舎建設にかかる費用、75億台湾元(約208億円)は、借り換えによる新たな融資計画により捻出する考えだ。29日付自由時報が報じた。
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欧董事長(左2)も駅舎完成予想図にサインし建設を確約した。建設宣言には年末の地方選挙への悪影響を回避したい馬政権の判断があるとされる(28日=中央社)
 
 毛交通部長は新駅設置について、乗客数の不足から当初は設置する計画がなかったが、3県住民からの設置要求が強く、公平性を考慮して設置を決めたと説明した。ただ、3駅は比較的小規模で、便数も少なくなる見通しだ。

 なお自由時報は、高鉄が受ける新たな融資は、ほとんどが旧融資の返済に充てられ、さらに銀行団も新駅建設を資金の用途に含めないよう要求していることから、建設費用に関しては依然問題が残ると指摘した。