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台湾産PVC、中国が反ダンピング関税延長


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月29日_記事番号:T00018219

台湾産PVC、中国が反ダンピング関税延長

 
 中国商務省は28日、台湾、日本、米国、韓国、ロシア産のポリ塩化ビニル(PVC)を対象に反ダンピング関税を2014年まで5年間延長し、29日から適用すると発表した。5カ国・地域のPVCには03年から既に反ダンピング関税が課されており、台湾産PVCには引き続き10~25%の反ダンピング関税が適用される。29日付工商時報が伝えた。

 反ダンピング関税の期限切れを控え、中国商務省は昨年9月から同関税の継続適用の必要性を再検討する審査を実施した。その結果、5カ国・地域のPVCによるダンピング被害が引き続き発生する可能性があるとの結論に達した。

 中国の税関統計によると、今年7月に中国は成型PVC樹脂を7,942トン輸入しており、輸入先は台湾、日本、韓国が上位を占めている。中国では今後もPVC樹脂の需要量が増え、10年には1,200万トンに達するとの予測もある。