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11.6インチ液晶パネル、需要が急降下


ニュース 電子 作成日:2009年9月29日_記事番号:T00018225

11.6インチ液晶パネル、需要が急降下

 
 これまで低価格ノートパソコン(ネットブック)の主流となってきた11.6インチ型用の液晶パネルの需要が急速に落ち込んでいる。ネットブックの普及がノートPC全体の平均販売単価(ASP)低下を引き起こしており、そのダメージを避けるためインテルやマイクロソフトが11.6インチ以上のネットブックへの自社製品搭載を厳しく制限していることが要因だ。29日付電子時報が報じた。

 ネットブックの画面サイズはこれまで、キーボードの使いやすさを追求した結果、当初の7インチから11.6インチ以上へと急速に大型化してきた。しかしインテルとマイクロソフトによるサイズ制限で、11.6インチ以上のネットブックは今後市場から消えることになり、同型の液晶パネルはコンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載のノートPCのみが供給先となる。

 友達光電(AUO)は単月のネットブック向けパネル出荷枚数が100万枚に達しているが、11.6インチパネルは第3四半期初めに月産能力30万~40万枚を確保していたものの、8月の生産量はわずか15万枚にとどまっている。