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久津実業で役員改選、中繊主導で経営再建へ


ニュース 食品 作成日:2009年9月30日_記事番号:T00018251

久津実業で役員改選、中繊主導で経営再建へ

 
 「波蜜」ブランドで知られる飲料大手の久津実業は29日、臨時株主総会を開き、中国人造繊維(CMFC、中繊)による経営権掌握に伴う役員改選を行った。董事会は中繊系が董事5人全員を占め、董事長には王貴増・中繊総経理の就任が決まった。今後は中繊主導での経営再建が本格化する。30日付経済日報が伝えた。

 久津実業は経営陣による違法な株取引をきっかけに経営危機が表面化し、2007年に経営譲渡に向けた入札を行い、中繊傘下の投資会社「咏慶投資公司」が経営権を獲得した。食品とは無縁の中繊が久津実業を傘下に収めたことは当時話題を集めた。

 咏慶投資は現在、久津実業の株式を60%保有している。監察人には中繊が51%出資する久暢公司から2人が選出された。

 久津実業の彭祖瀚総経理は「新任の役員は全員が金融、財務分野と関係がある。これは財務の透明化、健全化が目的で、3~5年後の再上場を目指す中期計画にも符合するものだ」と述べた。