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電子ブックリーダー、鴻海が世界の8割製造へ=証券会社


ニュース 電子 作成日:2009年9月30日_記事番号:T00018254

電子ブックリーダー、鴻海が世界の8割製造へ=証券会社

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)が既に米アマゾン・ドット・コムの電子ブックリーダー「キンドル」の主要製造メーカーとなっており、今後世界で製造される電子ブックリーダーのうち80%を製造するようになるとの見通しが、クレディ・スイス証券の鄭勝栄・ハイテク産業アナリストから示された。30日付電子時報が報じた。

 クレディ・スイスは、キンドルの出荷台数が今年180万台に上り、2013年に640万台に成長すると予測している。

 鴻海の電子ブックリーダー参入について鄭アナリストは、「鴻海はこれまで、主に成熟した製品市場で受託生産を行い、徹底したコストコントロールで利益を最大化してきたが、電子ブックという新興製品への参入で、同社の研究開発(R&D)力に注目が集まっている」と語った。

 鄭アナリストは、鴻海の09年売上高に占める電子ブックリーダーの比重は1%にも満たないが、重要部品である電子ペーパー市場は13年まで年平均成長率(CAGR)62%の急速な成長を続けることが見込め、同社の成長の新たな原動力になるとの見方を示した。