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作成日：2009年10月1日_記事番号：T00018271
「博愛特区」拡大、反対論受け撤回
郝龍斌台北市長は30日、総統府周辺に設定された警備区域「博愛特区」をこれまでの４倍に拡大する計画の撤回を表明した。30日付聯合晩報などが伝えた。
台北市は当初、総統府や国家安全局などとの間で博愛特区拡大案に大筋合意していた。しかし、計画が報道されると、区域内で建築物の高さが24メートル以内に制限されることが建設業界の猛反発を招き、白紙撤回を余儀なくされた。
市政府は今後、博愛特区内の建築案件について、警備上の懸念がないかどうか、個別に国家安全局などと協議を行い、対処していく方針だ。
今回の騒動をめぐっては、総統府から「台北市政府が勝手に決めたことだ」などと責任転嫁する声も出ており、政府部内の足並みの乱れも批判を浴びそうだ。
