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ASEが銅線ボンディングを推進、金相場上昇でコスト抑制


ニュース 電子 作成日:2009年10月1日_記事番号:T00018290

ASEが銅線ボンディングを推進、金相場上昇でコスト抑制

 
 半導体パッケージング(封止)各社は、金相場上昇を受け、これまで主流の金線ではなく、銅線を用いたボンディングプロセスの開発を進めてコスト低減を図っている。最大手の日月光半導体(ASE)が最も積極的に取り組んでおり、過去1年間の出荷量は5,000万個、顧客数は120社を超えた。同社は今後3年で、銅線ボンディングプロセスを使用する顧客比率を、現在の10%未満から30%まで引き上げたい考えだ。1日付電子時報が報じた。

 金相場はこれまで非常に安定していたが、この1カ月で1オンス当たり990~1,020米ドルまで高騰している。銅線ボンディングプロセスは、金線を用いた場合よりコストが10~20%下がるため、金の使用量が多いBGA、QFN、FBGAパッケージング技術での切り替えが多い。これら技術は主にUSB制御ICやデジタルカメラ用ICなどに応用される。