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非常に強い台風17号、北部・東部で数日間大雨も


ニュース 社会 作成日:2009年10月2日_記事番号:T00018295

非常に強い台風17号、北部・東部で数日間大雨も

 
 中央気象局および日本気象協会の2日午前の予報によると、フィリピン東海上にある非常に強い台風17号(アジア名・パーマァ)は4日から5日にかけてバシー海峡付近に達する見込みで、太平洋高気圧の勢力減退の影響により速度を緩め、台湾北部と東部は5日から数日間にわたり大雨が続く恐れがある。

 台風17号は中心気圧940ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は45メートル。現在、太平洋には台風18号(同・メラー)も西北西に移動しており、2つの台風が影響をおよぼして通常とは異なる進路を取る「藤原効果」が発生する可能性も専門家から指摘されている。中央気象局では、台風17号が台湾にどの程度の影響をもたらすかは3日により明確になるとしている。

 8月の台風8号(同・モーラコット)で大きな被害を受けた高雄県の各地では、台風17号への警戒感を強めている。経済部水利署第七河川局では、台風8号の際、高屏渓の堤防が損壊した屏東県高樹郷内の5村について、あらかじめ住民を避難させるよう提案している。

 台風8号の被害対応の遅れで厳しい批判を浴びた政府は、朱立倫行政院副院長が2日、「住民の避難は、中央政府または地方政府のどちらかが決定すれば、徹底的に実行する」と語った。