ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

重電の中興電工機械、燃料電池に参入


ニュース その他製造 作成日:2009年10月2日_記事番号:T00018304

重電の中興電工機械、燃料電池に参入

 
 重電メーカーの中興電工機械が、燃料電池分野に参入する。今月21~24日に世界貿易センター1号館(台北市信義区)で開催されるエコロジー産業の見本市「台湾国際グリーン産業見本市(TIGIS)」に、中央大学(桃園県)と共同開発した出力1キロワット(KW)の燃料電池システムなどを展示する予定だ。2日付経済日報が伝えた。

 同社の主力事業は台湾電力の設備工事や、GIS・GCBといった送受電機器の製造・販売だが、最近はエコロジー分野への事業転換を図っている。見本市では米アイダテック社燃料電池用の予備電源システム、薄膜蒸発装置を使った吸着式空調設備なども展示する。

 燃料電池に参入する台湾企業は、主に携帯電話やノートパソコン、自動車向け製品の開発を手掛けることが多い。一方、中興電工は主力事業と関連のある、通信基地局の予備電源用発電機や機関室の冷却システム分野にターゲットを絞って、ライバルの少ない分野で自社の強みを生かす構えだ。