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南亜科技の50ナノプロセス、歩留まり率が60%に【表】


ニュース 電子 作成日:2009年10月2日_記事番号:T00018314

南亜科技の50ナノプロセス、歩留まり率が60%に【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の王文淵総裁は、傘下のDRAM大手、南亜科技での50ナノメートル製造プロセスへの移行について、初期の歩留まり率が60%に達し、順調に進行していることを明らかにした。内部では70ナノからコストを半減できると見積もっており、移行が完了すれば競争力が大幅に向上する見通しだ。2日付経済日報が伝えた。
 
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 同社の50ナノプロセスでは、高単価の2ギガバイト(GB)DDR3を主に生産する予定で、同プロセスに移行した後1~3カ月をかけてヒューレット・パッカード(HP)やデルなどの認証を受ける予定だ。同社によると、来年下半期内には12インチウエハー(月産3万枚)工場のすべてを50ナノプロセスとする計画だ。

 台湾で唯一2GBDDR3の生産能力を持つ南亜科技は、技術的優位とコスト競争力により、同じ台プラグループの華亜科技(イノテラ・メモリーズ)とともに台湾DRAM業界内でいち早く黒字転換を果たせると予測している。