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作成日：2009年10月2日_記事番号：T00018316
ＴＳＭＣの18インチ工場計画、12年テスト生産に変更なし
台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の18インチウエハー工場設置計画は、金融危機の影響を受けて半導体設備や半導体材料メーカーの提携意欲が低下し、行き詰まっているとの観測が出ていたが、２日付電子時報によると、同社は2012年にテスト生産を行う計画を変更する考えはないもようで、今後新竹科学工業園区（竹科）12インチ工場内の研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターも規模を拡張する予定とみられる。
またＴＳＭＣは、先端製造プロセス導入についても積極的に計画を進めている。業界関係者によると10年第１四半期に28ナノメートルプロセスでの量産を予定するほか、22ナノプロセスの開発も急いでおり、半導体設備やＥＤＡ（電子設計自動化）業者の国際的大手と緊密な連絡を取って共同開発を呼び掛けている。
これに呼応する形で先ごろ、オランダのＡＳＭＬ、ベルギーの研究機関ＩＭＥＣ、米ダウ・ケミカルなどが、研究開発や生産能力拡充など相次いで台湾投資の強化を表明している。
