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馬英九氏の特別費事件、14日に1審判決


ニュース 政治 作成日:2007年8月1日_記事番号:T00001833

馬英九氏の特別費事件、14日に1審判決


 中国国民党(国民党)の総統候補、馬英九氏の台北市長在任中の特別費不正流用をめぐる裁判で、最終弁論が7月31日台北地裁で行われ、判決期日が今月14日午前に決まった。最終弁論で検察側は、馬被告に対し、業務上横領罪のほか公務背任罪を起訴事実に追加した。

 馬被告は「特別費は国家が自治体の首長に支給した実質的な手当であり、受領後は公金ではなく個人的資金だ。これが汚職だとしても、知らぬ間のことで、長年それが違法だと誰も指摘しなかった」などと無罪を主張した。

 検察側によると、馬被告は受け取った特別費の半額に当たる17万台湾元を個人口座に毎月送金し、さらに12万元を周美青夫人の口座に振り込んでいた。ただ、検察側は馬氏が受け取った特別費を寄付したため、犯罪による利得はなくなったとして、情状を酌量するように裁判所に求めた。特別費の個人的使用が違法に当たるかどうかが判決の焦点となる。

 馬被告は最終弁論を終え地裁を立ち去る際、記者団に対し、「犯行意思がなく、犯行にも及んでいないのに、自分が被告席に座っていることが今でも信じられない」と語った。