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遠雄・趙董事長が引退撤回、台北ドーム紛糾で


ニュース 建設 作成日:2009年10月5日_記事番号:T00018333

遠雄・趙董事長が引退撤回、台北ドーム紛糾で

 
 遠雄企業集団(ファーグローリー)の趙藤雄董事長は65歳の誕生日の前日に当たる2日、予定していた中核事業からの引退計画を当面見合わせることを明らかにした。BOT(建設、運営、譲渡)による台北ドーム計画をめぐり、発注者の台北市との間で起きた紛糾が原因だと指摘した。3日付工商時報が報じた。

 趙董事長は、「監察院が劉培森建築士ただ1人のために国家の重大建設をまひさせるとは、わが国の行政部門はどうなってしまったのか」と、監察院が台北市に対し台北ドーム建設計画が公共建設民間参入促進法に違反したと是正勧告を行った経緯を改めて批判。その上で「この問題で丸3日眠れなかったが、逃げずに挑戦を受けることに決めた」と述べ、遠雄の正当性を訴えていく考えを示した。 

 趙董事長は今年5月、65歳を迎える10月で、グループの中核事業を後継者に任せて引退することを表明していた。