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ノキアのスマートフォン、台湾企業が初の受注か


ニュース 電子 作成日:2009年10月5日_記事番号:T00018341

ノキアのスマートフォン、台湾企業が初の受注か

 
 5日付工商時報によると、ノキアが同社OS(基本ソフト)「Maemo」搭載のスマートフォン機種の生産委託について、携帯電話受託生産大手の華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)や奇美通訊(CMCS)など台湾3社に情報提供依頼書(RFI)を提出したもようだ。ノキアにとって初のスマートフォン委託生産に向けた動きで、台湾の携帯電話受託メーカーにとっても初のハイエンド機種受注となる可能性が指摘されている。

 ノキアはこれまで、スマートフォンに英シンビアンの「シンビアンOS」を採用していたが、今後は同OSを中価格帯機種向けとし、スマートフォンにはMID(モバイル・インターネット・デバイシズ)向けに開発された「Maemo」を採用してシェア獲得に取り組みたい考えだ。「Maemo」搭載の第1号機種「N900」は第4四半期に発売する予定。

 市場関係者によると、ノキアは金融危機以降、大量の人員削減を行った研究開発(R&D)部門で人手不足に陥っているとみられ、これが台湾受託メーカーへの委託の動きにつながったもようだ。